【ギャンブル】公営ギャンブルと話題のカジノ どんなギャンブルなんだ?
2015/11/07
ギャンブルにはさまざまな物がある。
パチンコやパチスロ、バカラやポーカー上げ始めたらきりがない。
そんなギャンブルの中にも国が認めたギャンブルがある。それが公営ギャンブル、もとい公営競技と言われるものだ。
最近ではカジノ法案なども騒がれていて、一層公営ギャンブルについての興味という物が国レベルで高まってきている。
ギャンブルによって身を滅ぼす人も居るというのに、それにも拘わらずカジノ法案を通そうというのだ。
今騒がれている日本カジノが公営ギャンブルかどうかは先の話としておいて、現在国が認めている公営ギャンブルについてまとめてみることにした。
Contents
公営ギャンブル(公営競技)とはなにか
先ほども述べた通り、公営ギャンブルもとい公営競技とは公の機関が賭博(ギャンブル)として開催するプロフェッショナルスポーツをまとめて呼んだものだ
ここで注目してもらいたいのが、定義上は「プロフェッショナルスポーツ」である事。
つまりは公的に運営するものなのであくまで「賭け事」が目的なのではなくスポーツ観戦が目的なのだ。
運営は国がやっている所もあるのだが、基本的に国から「やっていいよ!」と言われた機関が請け負う事になる。
公営ギャンブル(公営競技)の種類
ではここでは公営ギャンブルにはどんなものがあるのか見ていこう。
まぁそんなに種類がある物ではないのだが次のような物がある。
- 競馬
- 競輪
- 競艇
- オートレース
全てに「競」の文字がついていて文字で見ると目がシパシパしてしまう。
まぁ馬と自転車と船がスピードを競う競技というのが公営ギャンブル、もとい公営競技なのだ。
いずれも、レースの勝利の順位を予想して投票券を買い当てれば配当金を受け取るというシステムだ。
漫画やらドラマやらでその描写が描かれてたりすることもあるのでなんとなくは予想はつくだろう。
既に公営ギャンブルに手を出している人にとっては「何をいまさら感」なんだろうな。
俺は最近騒がれている「日本カジノ」もこの公営ギャンブルに含まれると思っていたが定義上含めるのが難しそうだ。
日本人はとにかく枠組を作ったり、枠にとらわれるのが好きだから、どうしても!という場合は定義そのものを改めることも考えられる。
公営ギャンブル(公営競技)が認められている理由
日本はギャンブルがいけない国である。
そんな中でなんで公営ギャンブルはやってもいいと認められているのか?
それは、国や地方に財政的な貢献を理由にしているからだ。
客から金を巻き上げるのが目的か!!!というのもあるのだが、他にも競馬や競輪、競艇が目的で客が来ると交通が生まれたりして産業が活性化したり、周辺の飲食店が儲かったりと色々と考えられているそうなのだ。
正直公営ギャンブルをやる人は賭け金で一番お金を使ってしまうというのがあるのだが、健全に馬だけ見に来ましたなんていう馬マニアも中には紛れ込んでいたり、バイクの爆音を聞きに行きたかったり、好きな船乗りが居るから追っかけやっているお姉ちゃんもいる。
まぁ思い思いに過ごす事が出来るギャンブルといった感じなのかな。
で、公営ギャンブルの売り上げはどうなのよ
公営ギャンブルの売り上げを見ていると年々減少傾向だ。というよりも運営費用などもろもろを考えると完全に赤字となっている。
あれほど客から金を吸い上げているのにもかかわらず赤字とはいったいどうしてなんだ?!と思うかもしれないが、バブルがはじけてから以降、日本は経済的な低迷期を歩んでいる。
そもそも「堅実な人」が増えたのでギャンブルにうつつを抜かす事もなくなったのだろう。
公営ギャンブルを運営する人も赤字、そしてギャンブルにかける人も赤字(勝っている人は万券とか当てちゃうが)でなんか共倒れ状態だなぁとか思ってしまった。
公営ギャンブルは国や地方にお金的な面で貢献する事を目的にギャンブルが出来るようになっている。
つまり、赤字になると「貢献できてないから公営ギャンブルは違法!!」なんて事を騒ぎ出す人がいる始末。
これをまとめるとどうなるのか?というと「公営ギャンブルは営利目的です」という所に結果的に行きつく事になる。
だってそうだろ?国と地方に献上金を包めるなら認めますよ、でも赤字なら違法ですよというなら、まさしくこの関係は「営利目的」しかないでしょうよ。
これが国のグレーゾーンなんだなとか思ってしまう。
話題のカジノはどうなりそう?とか言われたら失敗しかないだろう
俺の直感で言おう。
正直「ずっこける!!!」しかない。まぁ直球で言うと失敗しか想像が出来ない・
そもそもカジノは日本が責任もって運営しますという事を豪語しているが、結果として委託する事になる。
もし委託せずに頑張ったとしても「公務員」がカジノ運営なんて正直無理(ヾノ・∀・`)ムリムリ
カジノが意識している所に「パチンコ」と「パチスロ」があるのは正直否めない。
なぜならパチンコやパチスロは海外の国(ここで語ると止まらなくなるので割愛)に金を流出させてしまう仕組みなのだ。
カジノは基本的に営利を目的として運営しないと成り立たない。
カジノが公務で福祉だ!なんていわれて想像がつくかい? 稼ぐ仕組みと客を引く魅力を作らない限りは絶対に成功は無い。
しかも、現在の日本は財政難だ、こんな状況で税金を使ってカジノを作って更に魅力あるシステムづくりにお金をつぎ込むなんて国民からのバッシングがそもそも強いだろう。
つまりはリッチな装いにする事も難しいだろう。
一部のギャンブラーからは期待の的かもしれないが、出来上がったら出来上がったらで「ビミョー」という反応で終わる。
そして何よりギャンブルをご法度としているのは国そのものなのだから「射幸心を煽るような事」が出来ない。
ギャンブルを運営する会社の一番の稼ぎ要素である「ギャンブル依存者」を作り出さない限りは運営は回らない。
むしろ「これなら近くのパチンコ屋行ってる方がましだわ」とか変な方向に客が進みかねない。
カジノを違法性阻却論だけで乗り切るにはいくらなんでも、今まで日本ががんじがらめにしてきた制度を回避するには無理があり過ぎる。
ちなみに違法性阻却論というのは「違法なんだけどこの場合だけはやっていいよ!」という物だ、医者が人の体にメスを入れるのにもこの違法性阻却論が用いられている。
そもそもだ、今までの公営ギャンブルが成功していないのに、なぜカジノが公営ギャンブルとして始まれば成功するといえるのか?
なぜ競馬や競輪、競艇で成功を掴むことができていなかったのか?ビジネス的な視点で分析し、それをカジノに反映する事ができるのか?
もし分析も済んでいて、それをカジノに反映できるのであれば、どうして今ある公営ギャンブルを反映させることが出来ないのか?
ただの時代の流れのせいだけにしてはいないだろうか?
理屈っぽくなってしまったが、ここまで疑問を持ってみて、ようやくカジノに手を出す事が必要なんじゃないかと思う。
まぁ、カジノが何で失敗するかつらつらと言ってみたがポイントをまとめてみると。
- カジノ運営主がレベル引く可能性大(カジノやったことない一般会社か、公務員)
- 魅力あるカジノを運営する事が出来ない(射幸心を煽れない)
- 財政難から税金の無駄遣いと国民からのバッシングがひどい
- カジノ特有のリッチな装いが出来ない(チープなカジノが出来上がる可能性大)
- ギャンブル特有の「ギャンブル依存者」を作れない(作ったらそもそも国どうなのよ?)
- カジノを他国と同じようなゲーム性にするには法律が厳しすぎる(付け焼刃の法律とか作られる可能性もあり、法律の穴も生まれる)
- 今までの教訓を活かしきれる程の運営戦略が見られない
他の国を意識して、日本だってやればできるんだ!!と言いたいのかもしれないが、日本というお国柄からカジノが肌に合わない。
恐らく、俺の予想では「カジノ運営してきた第一人者の~さんをお呼びして指導してもらうから大丈夫!」とか言うのかもしれないが、そもそもお国柄の違いによってその人の案はことごとく日本のお偉いさんはつぶしてくるだろう。
もしカジノが日本で成功するとしても200年後か300年後だろう。それまで日本カジノが公営ギャンブルとして残っていればの話だろうが。
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